6月26日 (火) 晴れ
★ 梅雨の最中なので小雨は仕方がないとしても、大雨にはならないようにと祈っていたら、祈りが効きすぎたのか、太陽がじりじりと照り付ける真夏日となった。初参加の水野博司さんを迎え8名が参加した。
★ 8時20分に高田馬場駅を出発して約2時間、10時20分に京浜急行・三崎口駅に到着した。駅前の国道134号線を三崎港・城ケ島方面に向かって20分ほど歩くと、引橋バス停の手前に小網代の森への入口がある。急な坂道を下って行くとやがて木道が現れる。木道と言っても材質は合成樹脂である。階段を下って行くとコナラの林が広がり、シダが茂り、ヤマユリが咲き、アゲハチョウが舞い、ウグイスが囀っている。
★ 谷を下り「まんなかの湿地」へ出ると一面に半夏生が群生している。沼が点在しているのでシオカラトンボが飛び交っている。もう少し下るとアシやガマが生い茂り、空にはトンビが悠然と旋回している。海が近いのだ。「えのきテラス」という所で小休止。
★ えのきテラスから150mほどで小網代湾である。潮が引くと干潟が現れ、砂の中から無数のチゴガニ、アカテガニが出てきてカニダンスを踊りだす。今回はアカテガニはあまり見られなかったが、体長1pほどのチゴガニが盛んにはさみを振って踊っているのが見られた。大変ユーモラスでいつまで見ていても見飽きない。海ではボラも跳ねていた。
★ 小網代の森の宮ノ前峠入口を出て、リゾートマンション「シーボニア」の前を通り、坂を登ってバス通りに出た。この辺に咲いている花は南国の花で色鮮やかである。1時頃ホテル京急油壷のレストラン「観潮荘」に到着。小網代湾の景観を楽しみながら、まぐろ丼、海鮮丼などに舌鼓を打った。
★ 油壷発2時のバスに乗って三崎口駅に戻り解散。それぞれのルートで帰宅した。
俳句クラブのお二人から俳句を寄せて頂きました。 遊歩道 狭めて盛ん 半夏生 一万歩 汗を納めて まぐろ丼 木道に お邪魔虫なり 道おしえ 以上 金子正男
半夏生 沼辺を白く 粧ひぬ 蒲の穂を 渡る浜風 揺らしけり 稚児蟹の 磯に揃ひて ダンスかな 以上 志賀勉
参加者 金子正男、小島恕雄夫妻、志賀勉、水野聰夫妻、水野博司、梶原松子 以上8名
写真と文 小島恕雄 |