西東京稲門会・散策の会 例会報告 

2015年5月 東京スカイツリー 

 

22 )  晴れ

 

    火曜日の例会が多かったが、今回は金曜日の開催となったため、いつもとは違った顔ぶれが集まった。初参加の緒方章氏、土谷隆司氏、昨年10月以来2度目の浜野伸二氏など10名が参加した。

 

    10時前に都営浅草線の押上駅に到着した。地下の改札を出るとそこがもうソラマチの入口で、エレベータで4階まで登ればスカイツリーの入場フロアである。10時前なのでお店はまだ開店していないが、スカイアリーナと呼ばれる屋上広場には大勢の人が列を作っていた。この日はスカイツリーがオープンして丁度3年目の記念日で、記念のお箸が貰えるというので列ができていたのである。

 

            

     スカイアリーナより見るスカイツリー        「春」のエレベータ

 

    スカイツリーには待ち時間なしでスムーズに入場することができた。チケットに刻印された時間は10時2分であった。エレベータ(天望シャトル)は4基あって、それぞれ春夏秋冬をテーマにした装飾が施されているが、我々が乗ったのは「春」で、桜の花の装飾であった。地上350mの天望デッキまではわずか50秒である。天望デッキでエレベータを乗り換えて地上450mの天望回廊へ登った。このエレベータは前扉と天井がシースルーになっていて、上昇速度を実感することができる。

 

    エレベータを降りると目の前に東京の大パノラマが広がっていた。すぐ眼の下には隅田川が流れ、X字形の桜橋が見える。浅草寺の屋根やアサヒビールの屋上広告も真下に見える。案内板によれば日光連山や赤城・榛名も見えるらしいが、この季節は霞んで見えない。

回廊は反時計回りに緩やかに登りながら展望を楽しむようになっている。上野公園、東京ドームの白い屋根、皇居などは手に取るようにはっきりと見えた。そして皇居のはるか向こうに富士山が見えたときは期せずして歓声が上がった。東京を囲む山々は霞んで見えなかったが、さすがに富士山は群を抜いて高いので、霞と雲の上に浮いているように見えた。        

 

  

     天望回廊にて            ソラカラポイント(最高到達点)にて

 

    さらに進むと東京の下町方面で、両国国技館、亀戸天神、ディズニーランドなどが見える。上から見ると、この辺り一帯には荒川、中川、江戸川などの河川や、北十間川、小名木川やなどの運河が縦横に走っていることがよく分かる。

 

★ 天望回廊をひとまわりして再び天望デッキへ降りてきた。ここは修学旅行生などで大変混雑していた。床の一部が強化ガラスになっていて、真下に広がる大地とスカイツリーの鉄骨構造を眺めることのできる場所がある。絶対安全とは分かっていても、足がすくんでその床に乗ることは出来ない人が多いが、若い高校生などは全然平気で、床に上がって大いにはしゃいでいた。

      

    80分ほど展望を楽しんでから天望デッキを降りてきた。下りも春のエレベータであった。

ソラマチの7階にある「世界のビール博物館」というビアレストランで昼食を取った。この店はその名前の通り、世界中から250種以上の銘柄のビールが集まっている。われわれもドイツ、ベルギー、チェコ、イギリス、アメリカのビールを飲んで、それぞれのビールの味の違いを楽しんだ。

 

参加者  臼井静江、緒方章、小島恕雄、幸子、土谷隆司、中村仁美、

浜野伸二、比留間治男、房子、松尾良久   以上10名

 

写真と文 小島

 

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