西東京稲門会・散策の会 例会報告

2015年12月    わが町 西東京(4) 

 

1215 )  曇り 時々 晴れ

 

    天気は薄曇りでときどき晴れ、気温は1か月ほど季節が逆戻りしたような温かさである。午後2時、西武柳沢駅南口のロータリーに集まったのは15名。西東京市の木50選を巡る散策である。

 

    駅前から東伏見方面に向かって線路沿いに300mほど行くと都立東伏見公園である。ここは予定していない場所であったが、2013年4月例会の時に確認できなかった西東京の木50選の15番のキンモクセイを探しに行った。しかし今回も確認できなかった。

       

    東伏見公園を抜けて稲荷神社前で青梅街道を横断し、新柳沢団地へ向かって坂を登る。団地の一角にある柳沢二丁目集会所には17番のヒマラヤスギがある。この木には「西東京市の木50選 No.17 ヒマラヤスギ」と書いた銘板が付いている。実に大きな堂々とした木である。

すぐ近くのむくのき公園には18番のプラタナスの大木がある。すっかり葉を落としているが、冬の青空に向かって大きく枝を伸ばしている。これには銘板が付いていないが間違いない。

      

 No.17 柳沢二丁目集会所のヒマラヤスギ     No.18 むくのき公園のプラタナス

            

     むくのき公園から千川上水に出て上流に向かって歩く。上水沿いの遊歩道には山茶花や水仙の花が咲き、ピラカンサスの実が真っ赤になっている。今年は暖かい日が続いているので、この時期でも紅葉が美しい。特に三菱銀行の運動場はよく手入れが行き届いていて美しい。

  

★ 武蔵野大学の構内にも西東京の木が3本ある。23番のツバキ、24番のヤマグワ、25番のユーカリである。受付で守衛さんに挨拶をして構内に入れてもらった。正門から建物に向かって真っすぐ延びる道の左側に並んでいる。ここでも銘板などの表示がないのであちこち探し回り、やっと見つけることができた。

           

            武蔵野大学                No.25 武蔵野大学のユーカリ

 

    武蔵野大学から鈴木街道を西に20分ほど歩いて阿波洲神社に着いた。鳥居を潜り、石畳の参道を行くと両側はケヤキの並木で、一つ一つに銘板が付いている。やがて右手に古い小さな社殿が現れ、その奥にこんもりとした雑木林があった。この林の中に22番のカキノキがあった。よく見かける柿の木とは大分様子が異なり、高く上に伸びている。

 

   

          阿波洲神社                 No.22 阿波洲神社のカキノキ

 

    阿波洲神社の向かいは「平井園」という植木農家で、よく手入れされた庭木が行儀よく並んでいる。西陽を浴びて真っ赤に染まった楓が印象的であった。

ここから向台公園、向台小学校を通って田無駅に向かう予定であったが、この付近にすむ松尾さんや志賀さんの提案でジェットエンジンのふるさとの記念碑を見学してゆくことになった。

この一帯は石川島播磨の工場の跡地で、最近ではマンションや住宅、病院、ショッピングセンターなどができた新しい町である。その一角に小さな公園があり、その真ん中に「ジェットエンジンのふる

さと」の碑が立っている。その周りで子供たちが元気に遊んでいた。

 

    

                         平井園の庭木

 

                   

                      「ジェットエンジンのふるさと」碑

 

    向台中央通りを田無駅に向かって歩き、石神井川を渡った先の道端に20番のケヤキがあった。田無駅には予定より遅れて4時20分頃に着いた。

 

    引き続き、田無駅北口の「日本海庄や」で忘年会を行った。志賀さんと水野さんの絶妙コンビの幹事役で大いに食べ、大いに飲み、大いにしゃべり、大いに笑って、7時過ぎまで宴会は続いた。 そのあとの二次会もカラオケで大いに歌った。

    

 

   

 

参加者  緒方章、金児利行、金子正男、小島恕雄夫妻、志賀勉、滑志田隆、野本瑩一、

比留間治男夫妻、松尾良久、水野聰、安村長生、臼井静江、中村仁美  以上15名

 

写真と文 小島

 

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