西東京稲門会・散策の会 例会報告 

2016年3月    権現堂桜堤 

 

29 )  晴れ

 

    前夜の激しい雷雨が春を呼び込んだのか、ぽかぽか陽気の晴天となった。池袋から大宮、春日部を経て幸手駅には10時半過ぎに到着した。

 

    さくら祭りの最中なので、駅前には観光協会が臨時案内所のテントを設置し、地図やチラシなどを配っていた。駅前通りを5分ほど歩くと旧日光街道に出るので、そこを左折して旧街道を道なりに進む。街道は宿場町を抜けるとゆるく右へカーブしその先で左折するが、我々は直進して国道4号線のバイパスを横切り、さらに五霞町へ向かう狭い道をゆき桜堤の南端に着いた。

    

       旧日光街道                       幸手宿本陣跡

 

    東京の桜は21日に開花宣言が出たので、ちょうど見頃になるかと期待していたが、開花後に寒い日が続いたので、まだ3分咲きといったところである。平日の午前ということもあり人影も少ない。桜はまだつぼみだが、堤下の菜の花はほぼ満開である。堤の中央付近に来ると花見客も多くなってきた。

    

                          権現堂桜堤          

            

     堤の中ほどには駐車場があって、多くの花見客はここから堤に上がってくる。また駐車場近くの広場には露店が並び、弁当、焼きそば、ソーセージ、ビール、お酒や地元の特産品などを売っている。我々はそれぞれ好みの弁当や飲み物を買って、明治天皇が野点をしたという場所でささやかな花見の宴を開いた。

 

    

                           花見の宴

 

★ 帰路は堤を降りて菜の花畑の中を歩いた。黄色い菜の花の向こうにピンクの桜並木という景色はまさに絵に描いたようである。暖かい陽気のせいか、桜も5分咲きまで開花が進んだようである。桜堤の南端まで戻り、更に幸手駅まで戻って解散した。

      

      中川にかかる外野橋        参加者全員(撮影者の他に一人足りません)

 

 

 

先人の偉業の堤ひばり啼く    唯夫

 

         菜の花を眼下に治め行幸碑    勉

 

 

参加者  石井唯夫、金児利行、梶原松子、小島恕雄夫妻、志賀勉、長瀬由美子、中村仁美、

滑志田隆、浜野伸二、比留間治男夫妻、水野聰夫妻とその友人、  以上15名

 

写真と文 小島

 

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